私が20代の時に好きでずっと聞いていたリスニング教材があります。
大学の時の英会話教材だった、”American Streamline”という
教材です。
これを、本当に、耳にタコができるほど(笑)聞きました。
何度も何度も聴くと、音声がどんどん頭の中で流れるようになります。
その人のセリフの声そのものが、頭の中で聞こえるんです。
何十回も聞いた大好きな歌が耳について離れなくて、
頭の中でグルグル流れて、まるですぐ耳元で聞こえるような感覚に
なった事はないでしょうか?
そんな感覚です。
その感覚の最初が、中学の教科書の、付属の音声テープでした。
私は中学の英語の先生にカセットテープを配られた日に家に持ち帰ってから
すぐに開封し、毎日そのカセットテープを聞いていました。
音が面白くて、こんな言葉あるんだーって、飽きなくて。
そしたら、定期テストの教科書の穴埋めの時その人の声が頭の中で流れてきて、
自動的に答えがわかるので、何も考えずに穴埋めができていました。
卒業してから驚いたことに、3年間一度ももらったカセットテープを
開封しなかった、という人もいたことを聞いて、
私は特に誰にも言われなかったのに、どうして
一人で延々と、今で言うシャドーウィング(音を真似して
すぐ後につけて読んでいく通訳学校でよくやる練習)
をしていたのかと、不思議に思います。
中学3年間で、自然に発音記号も読めるようになっていました。
音声を聞きながら、綴りと一緒に隣の発音記号も目に入ってくるので、
読めるようになったのはごく自然なことで、何も努力はいりませんでした。
その後も、トリイヘイデンというアメリカの作家の
ノンフィクション小説が大好きになり、そればかり読んだり、
好きになった映画を何十回も観たりする中で、
自然に反復練習ができたのだと思います。
そこで、結論。
「好きな英語の素材に出会えた人は、ラッキー🤞」
これが、なかなか難しいのです。
何度見ても、何度読んでも、飽きない。
リスニングにしてもリーディングにしても、
こんな素材に出会えたということが、英語上達の
秘密のカギ🗝だったのでは、と今になって思います。
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